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「漢方薬」というと効果がマイルドで副作用がないというイメージはありませんか?


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ありますっ!


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一方、西洋医学の「医薬」は即効性があって副作用があるというイメージはありませんか?


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あるっ、あるあるっ、ありますっ!


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そして「漢方薬」が天然・植物性のイメージ、「医薬」は合成化学物質のイメージはありませんか?


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あ、はい、その通りです・・・。
西洋薬は「対処療法」で、漢方薬は「体質改善」だから、できれば漢方薬で治療したい。みたいな頭です、漢方なら飲み続けても漢方だから安心とか、西洋薬は飲み続けると危険みたいな。

でも、そんなふうに質問されるということは、そうじゃないという事なんですよね・・。


 生薬・漢方薬は決してマイルドではなく副作用もありうる

実際、漢方薬は天然物ですね。
しかし、効果はマイルドなものばかりではなく、即効性のものもあり、また副作用もあるのです。

漢方薬は長い歴史の中で、トライアンドエラーによって
どの生薬の組み合わせが最も効果が得られて、副作用が少ないかということが研究され、
体系化されてできあがったものなのです。
個々の薬草は実はパワフルで、効果もあれば、逆に副作用もあります。

西洋医学の医薬品は、もともとは天然物の薬効を研究して
その有効成分を純品化したものです。
低価格化したり純度を高めたり、効果を高めるためには、有効成分を化学的に合成したり、
類似の分子を設計して化学合成することが多いので「化学合成」というイメージが強いのかもしれません。

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漢方薬も「薬」なんですよね。
なんだか天然だからマイルド、っていうイメージがあるんですけど・・・違うんですね


 植物には様々な有効成分だけでなく毒性成分も数多く存在する

植物は動物と違って移動することができません。
そのため天敵から逃げることができないのです。
したがって、植物は天敵から身を守るために体内に毒素を作ることを覚えました。
そうすることで、ある種の動物から食べられることを防いでいます。

また日光(紫外線)も植物にとっては光合成に必要な大切なエネルギーであると同時に
活性酸素を発生させたり遺伝子を傷付ける危険な光線でもあります。
しかし日光から逃げることができません。
そのため種子のまわりの花などには紫外線を防ぐポリフェノールなどの物質が作られています。

逆に植物は繁殖のためには花粉や種子を遠くまで広める必要があります。
そのため綺麗な花や甘い蜜、薬効成分などで
ある種の(役に立つ)動物を引き寄せる術を手に入れました。

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植物は逃げられないから、体内に毒素を作る・・・おお!なるほど!
そしてその毒素が、役に立つ時もあれば、もちろん、毒になることもある・・・



 植物由来成分には不純物が多い

植物はこのように多くの物質を体内に作り、蓄えています。

植物は動物と違って器官や組織の分化が厳密ではありません。
動物の場合は、たとえば脳や心臓、皮膚などといった器官や組織で分化が進んでいるため
その組織ではある限られた一部の遺伝子しか発現していません。
そのためあまり多くの物質が組織の中に存在していません。
一方、植物は根、葉、茎、花などおおざっぱな分化はしていますが
細かく分化が進んでいないため、遺伝子も数多く発現していて、多くの物質が存在しています。

そのため植物由来の抽出物などには不純物が多く
有効成分を精製するのは非常に困難な場合が多いのです。

植物由来の最も大きなデメリットは
不純物が多いということではないでしょうか。

不純物の中には刺激や炎症などを起こす成分も含まれます。
そのため、化粧品では植物抽出液(植物エキス)類が
1%以上の濃度で使用されることはほとんどありません。

高濃度で使用すると刺激や炎症などのトラブルが起こることが多いのです。
そのため、通常は非常に微量しか使用されません。
そのため植物成分はマイルドで効果が低いようなイメージが持たれているのかもしれません。

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高濃度で使用すると刺激や炎症などのトラブルが起こることが多いとなって!
植物性成分の名が廃ります・・・。イメージって本当に怖いですね・・・。


今日の講義まとめ


植物はパワフルで、様々な効果のある成分が含まれている反面
炎症や刺激などの副作用も多く、お肌にやさしいイメージとは異なる。
また、植物由来成分には不純物が多く、それがトラブルの原因となることもある。


 

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